金沢古府記念病院について

急性期医療から、療養期、リハビリテーション、
在宅医療までの様々な疾患ステージに対応した医療と福祉を提供しています。

院長挨拶

 このたび、2023年4月1日付で当院院長に就任致しました。昨年の4月に当院へ泌尿器科医師として勤務するご縁を頂き、この1年間の経験からこの地域における当院の果たすべき役割が大分見えてきたように思います。
 急性期、回復期、療養期の病棟を擁し、様々な病態や社会的背景を抱えた患者様の受け入れを行っておりますが、退院支援を行う際には、多くの課題に直面致します。

 これらの課題克服には、当院の様々な職種が一致団結・協調して、患者様・患者家族さまのご要望に沿いつつ、地域の医療支援体制との連携に注力していかなければなりません。

 その原動力となるべく組織としての基盤をしっかりと整え、病院全体の機能向上を図り、地域医療への貢献度をより一層高めて参りたいと思います。

診療領域の拡大を目指して、昨年度は泌尿器科、今年度は呼吸器内科を常勤化致しました。

 また非常勤医師として、金沢大学病院・金沢医科大学病院から多数の専門医のお力添えを戴き、二つの大学病院との連携を保ちつつ、より多くのご期待に沿えるよう努めて参ります。

 地域の皆様から信頼され選ばれる病院となるよう「協調」を当院のキイワードに掲げ、全職員が一致団結しその責務を果たして参る所存でございますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

院長挨拶

金沢古府記念病院

院長 越田 潔

事務部長挨拶

 皆様こんにちは、2023年10月1日付で事務部長を拝命しました忍田 喜芳(おしだ きよし)と申します。もとより身に余る重責ではございますが、地域医療に貢献できるように情熱をもって日々全力で取り組んでいく所存でございますので何卒よろしくお願い申し上げます。

 さて、当院は金沢西地区における地域包括ケアシステムの中核的な役割を担うため、医療・介護サービスを幅広く展開しております。

 当院の入院機能は急性期病棟40床、回復期病棟25床、療養病棟40床と幅広い医療機能を備えております。急性期病棟では救急で搬送されてきた患者様や他病院で手術後の患者様に対し、早期に在宅復帰できるように集中的な治療・ケアを提供しております。

 また回復期病棟では、患者様が心身共に回復した状態で在宅に帰れるよう、医師、看護師、リハビリなどの多職種がチームを組み、患者様中心のアプローチで、患者様毎のニーズに合わせたリハビリテーションが提供できるよう体制強化を進めております。療養病棟では、入院期間が長期にわたる為、医療の場であるとともに生活の場であると考え、患者様毎にあわせた治療・ケアの提供に努めています。

 また、外来においては脳神経外科、整形外科、外科、泌尿器科、呼吸器内科の常勤医師が勤務し、その他にも金沢大学様、金沢医科大学様から様々な診療科の専門医師を派遣して頂いており、地域医療ニーズに合わせた診療科を展開しております。また、CTやMRIなど最新鋭の設備を導入しており、専門医による人間ドッグや脳ドッグ、健康診断等の保健予防活動にも積極的に取り組んでいます。

そして、11月には訪問看護ステーションを立ち上げ、既存の訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション(デイケア)、居宅支援事業所と併せて患者様の在宅生活のサポート体制の強化を図っております。

 今後は、病病・病診連携をさらに強化して行くとともに、急性期治療から慢性期治療、在宅まで切れ目のない医療・福祉を提供できる体制を整備し、患者様が住み慣れた地域・自宅で安心して生活ができるようサポートして参ります。

 最後になりますが、当院のキイワードである「協調」を基に、地域の皆様から選ばれ、たくさんの「ありがとう」が集まる病院を目指し、全職員一丸となり邁進してまいります。

 今後とも皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

院長挨拶

金沢古府記念病院

事務部長 忍田 喜芳

創業時から現在を振り返っての思い

 当院を利用して頂いている地域の方々、病院を支えてくださる関係者の方々、そして当院職員の皆様、いつも当院の診療にご理解、ご協力を頂き、誠にありがとうございます。当院は昭和63年4月にこの金沢市古府にて藤井脳神経外科病院として誕生し、以来36年にわたり、地域医療を提供してまいりました。令和3年8月には金沢古府記念病院と改称し、新たなスタートを切ることとなりました。

 私は、師である金沢大学脳神経外科の山本信二郎教授にご指導いただき、脳血管障害全般の治療に携わることができました。また学会や研究発表を通じて、他大学の研究者ともたくさん知り合うことができました。医師として、研究者としての原型はその時に築かれたような気がします。
私は山本教授の退官とともに大学を退き、藤井脳神経外科病院を開業しました。開院当初から、患者さんの治療に関わる専門スタッフたちが協力しあいながら、患者さんの健康をサポートするチーム医療の実践を目指してまいりました。また患者さんが急性期治療を終え、リハビリを行い、在宅に復帰するという一連の流れを当院で完結できるよう医療体制や在宅支援体制を整えてまいりました。この金沢の西地域で生まれ、生活されてきた地域の方々が、住み慣れた土地で療養生活を送れるように、医療の専門チームがそれぞれの専門性を発揮できるような病院づくりに努めてまいりました。

 私はこれまで数多くの患者さんをこの病院で診察し、治療し、看取り、たくさんの人との出会いがありました。主治医となった患者さんを看取る際は、たとえ深夜にお亡くなりになろうとも何時でも病院まで駆け付け、自らがお見送りをするということを信念に治療にあたってきました。今ではその働き方を医師に求めることは難しい時代となってきました。医師が必ずお見送りをするということ自体の善し悪しを言うつもりはありませんが、その中にある医師としての精神は形を変えて、今の医師たちが持つべき大切な精神だと考えています。

 私が常々思うのは、自分の生命が終わりを迎えるとき、自分が見送った患者さんたちが、あの世で笑顔で私を迎えてくれたらどんなに幸せだろうかということです。医療人として、常に死を見つめながら、生きることの大切さを実感し、そのことにいつも襟を正していきたいと思っています。

 まだまだ当院は発展途上であり、組織として大きな変化の時にありますが、職員一人一人が、私と一緒に自分なりの信念をもって、一生懸命、楽しんで仕事をしてくれることで、この病院が大切にしてきたものは受け継がれていくと思います。

 これからも金沢古府記念病院を温かく見守って頂き、また厳しいご意見、ご指導を頂けますと幸いございます。

2024年8月

脳神経外科医 藤井 博之

理念と運営方針

理 念

  • 金沢古府記念病院は患者様のために適切な医療及び、福祉のサービスを提供する病院を目指します。
  • 金沢古府記念病院は患者様中心の医療福祉を快適に受けられる環境を目指します。
  • 金沢古府記念病院はスタッフが誇りと責任を持って働ける職場を目指し、常に医療と福祉の技術向上に努めます。

運営方針

  • 私達は、24時間、365日、いつでもよりよい医療を提供します。
  • 私達は、急性期医療から、療養、リハビリテーション、在宅医療までの医療福祉を提供しています。
  • 私達は、各医療機関との連携を密にし、患者様のために最善の医療を提供します。
  • 私達は、患者様の喜びと生きがいを大切にし、心を込めて職務に従事します。
  • 私達は、医療システムの充実を図り、スタッフの人格形成及び専門知識の習得に努めます。

4Hの精神

Humanity:博愛    Harmony:和合
Hospitality:真心   Health:健康

職業倫理

  • 私達は、人間の生命、人間としての尊厳および権利を尊重します。
  • 私達は、国籍、人種、民族、宗教、信条、年齢、性別、社会的地位、経済的状態にかかわらず、患者様に 平等に医療・福祉を提供します。
  • 私達は、常に研鑽を積み、知識と技術の習得に努め、その進歩・発展に尽くします。
  • 私達は、互いに尊厳し、協力して医療を行います。
  • 私達は、社会の人々の信頼を得るように、個人としての品行を常に高く維持します。
  • 私達は、守秘義務を遵守し、個人情報の保護に努めるとともに、これを他者と共有する場合は適切な判断のもとに行います。

倫理臨床の方針

患者様中心の医療を提供するために、本方針に基づいて行動します。

  • 患者様の人権・人格を尊重します。
  • 患者様に公平・公正、かつ質の高い医療を提供します。
  • 医療内容や必要な事項について、わかりやすい言葉で説明します。
  • 守秘義務と個人情報の保護を徹底します。
  • 関係法令などを遵守し、院内各委員会での審議結果に従った医療を提供します。

患者様の権利

金沢古府記念病院では患者様の権利を尊重し、医療者との信頼関係を築いていきます。

  • 医療を受ける権利
    誰もが平等で適切な医療を受ける権利があります
  • 知る権利
    病気、検査、治療において十分な説明を受け、どのような事でも質問する権利があります。
    また、診療記録の開示を求めることができます。
  • 選択の権利
    検査、治療方法などを自らの意志で選択・決定する権利があります。
    また、セカンドオピニオンを受ける権利があります。
  • 尊厳を守る権利
    診療に関する個人の情報、プライバシーが保護される権利があります。
  • 表明の権利
    自らの健康に関する情報をできるだけ正確に伝える責務があります苦情を申し立てる権利があります。
  • 患者様の責務
    病院内の規定・規則を守り、医療者の指示に従い、他の患者様に迷惑をかけない責務があります。

沿革

昭和63年4月
藤井脳神経外科病院開設
平成5年11月
通所リハビリテーション開始
平成11年8月
増改築工事完成により、療養型病床・リハビリテーション施設の充実を図る
急性期病床40床・療養型病床65床(内、介護20床)の許可を受ける
平成14年5月
医療法人の承認を受け、医療法人社団 博洋会を設立
平成14年10月
財団法人 日本医療機能評価機構の認定を受ける
平成16年4月
金沢医科大学の医学部学生の臨床実習指定病院に認定される
平成17年4月
MRI・CT・血管造影撮影装置を 括導入し、診療の充実を図る
金沢医科大学の研修医の研修医実習指定病院に認定される
平成16年4月
金沢医科大学の医学部学生の臨床実習指定病院に認定される
平成18年9月
社団法人 リハビリテーション医学会研修施設に認定される
平成19年10月
財団法人  日本医療機能評価機構の更新認定を受ける
平成20年5月
療養型病床の内、1病棟を回復期リハビリテーション病棟25床に変更する
平成22年5月
日本脳ドック学会より施設認定を受ける
平成23年8月
介護療養型医療施設を閉鎖する
平成23年9月
療養型病床を回復期リハビリテーション病床40床、医療療養型病床25床の2病棟に変更する
平成24年10月
財団法人 日本医療機能評価機構の更新認定を受ける
平成25年10月
64列マルチスライスCTを導入する
平成28年7月
回復期リハビリテーション病床を25床に、医療療養病床を40床に変更する
令和2年4月
医療法人社団 博洋会 藤井病院へ病院名を改める
令和2年7月
急性期病棟40床の内、6床を地域包括ケア病床として認可を受ける
令和3年8月 
医療法人社団博洋会から医療法人社団竜山会(金沢市)が経営を引継ぎ、金沢古府記念病院と改称
令和3年12月
急性期病棟40床の内、21床を地域包括ケア病床として認可を受ける

施設概要

名称
医療法人社団 竜山会 金沢古府記念病院
病院長
越田 潔
所在地
〒920-0362  石川県金沢市古府1丁目150
連絡先
076-240-3555
診療時間
・月〜土曜日 / 9:00~12:30
・月~金曜日 / 14:00~17:30
※ 救急の場合は受付いたします。
総病床数
105床:一般病棟19床 / 地域包括ケア病床21床 / 回復期リハビリ25床 / 医療療養40床
職員数
150名
診療科目
脳神経外科、整形外科、消化器外科、泌尿器科、呼吸器内科、 般内科、内分泌内科、循環器内科、肝臓内科、血液内科、脳神経内科、放射線科、リハビリテーション科
法令による医療機関の指定
保険医療機関(健康保険法)、救急告示病院、結核予防法に基づく医療機関、生活保護法に基づく医療機関、身体障害者福祉法指定機関、国民健康保険療養取扱機関、労災保険指定医療機関、原子法令による医療機関の指定爆弾被爆者一般疾病指定機関、障害者自立支援精神通院指定医療機関、難病指定医療機関、特定疾患治療費等指定医療機関、指定小児慢性特定疾病医療機関、臨床研修病院、すこやか検診指定機関
介護保険の指定事業者
居宅介護支援事業所、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、訪問看護ステーション
施設基準
基本診療科: 急性期 般入院基本料4、療養環境加算、回復期リハビリテーション病棟入院基本料3、休日リハ提供体制加算、療養病棟入院基本料1、療養病棟療養環境加算1、感染防止対策加算3、入退院支援加算2、入基本診療科院時食事療法(I)/入院時生活療養(I)、診療録管理体制加算2デ タ提出加算13救急医療管理加算、地域連携診療計画加算、夜間休日救急搬送医学管理料地域包括ケア入院医療管理料2、看護補助加算1

診療録開示手続きについて

当院では、診療録の開示を行なっております。
ご希望の方は、1階受付窓口にお問い合わせ下さい。

開示を求めることができる方


  • 患者様ご本人
  • 患者様の法定代理人(成人後見人を含む)
  • 患者様のお世話をしているご親族およびこれに準ずる方
  • 家庭裁判所による任意後見監督人の選任がなされた患者様の任意後見人
  • 死亡した患者様の法定相続人
  • その他

開示費用※金額はすべて税込みです


  • 手数料: 11,000 円
  • カルテコピー料:
    白黒1枚につき 35 円
    カラー1枚につき 100 円
    ※コピーは原則白黒コピーです。カラーコピーは必要時に限ります。
  • フィルムコピー料:CD-R 1枚につき 1,100円
  • 送料:実費分をご負担いただきます。

開示までの流れ


診療録開示申込書に必要事項を記入の上、医事課にお出し下さい。

診療開示申込書pdf

▼ 患者様ご本人の場合

本人確認の為、次のいずれかをお見せいただきます。

A. 運転免許証
B.パスポート
C. 健康保険証 + 住民票 など

患者様ご本人の場合

▼ 患者様ご本人以外の場合

下記 1〜3 の書類をお持ち下さい。

  • 患者様との関係を証明する書類
    (次のいずれか)
    A. 法定代理人である旨の証明書
    B. 戸籍謄本 など
  • 患者様ご本人以外の本人確認書類
    (次のいずれか)
    A. 運転免許書
    B. パスポート
    C. 戸籍謄本 など
  • 委任状

    委任状pdf

申し込みから開示まで約2週間の時間を要します。ご了承下さい。
患者様本人や第三者の利益を損なうおそれがあるときは、開示を行えない場合がありますので、予めご了承願います。

アクセス・診療時間 Access / Clinic hours

住所

金沢古府記念病院

〒920-0362 石川県金沢市古府1丁目150番地

076-240-3555 受付時間 9:00-17:30

診療時間

診療時間 日祝
09:00 〜 12:30
14:00 〜 17:30